大幡川(5月9日)

 地元の人の情報ではGW中に川でイベントがありヤマメ、イワナなどのつかみ取りが行われるらしい。かなりの数が逃げてしまうので、もしかしたら面白い釣りができるかも知れないということで、前日仕事にもかかわらず出かけてみた。餌釣りの方がいいかと思われたが、ここは初志貫徹、魚がいれば出てくれるだろうことを期待してテンカラ釣りにしてみた。

 まずはいつもの通り宝鉱山入口堰堤下より始める。この間と水量変らず、いつもの落とし込みや堰堤下ではアタリなし。何ケ所か毛針を流してみたがダメ。気配すらない。また前回より足跡多く、新しい道が出来ていた。ここをあきらめ続いて前回始めた千代川橋より下って大幡JA前よりはじめる。適当に水深あり期待できるがやはり何のアタリもない。時間が早いのか(午前6時)水温が低いのか、魚が活性していないのか、ここはと思える落とし込みでもアタリなし。また、この間より渇水は進んでいるようだ。

 結局、赤いヤマメを釣ったセメント工場の資材置き場まで釣り上るがまったくダメだった。次回は大幡川中流、鹿留川下流、玉川中、下流、杓子流川中流、でテンカラ釣りのできるところを狙ってみるつもりだ。

大町(鹿島川、高瀬川、乳川、穂高川)5月15日

 2月からの約束どおり大町の小林師匠よりテンカラ釣りのてほどきを受ける。最初に向かった川は鹿島川の

ネコハナ。地元では有名なポイントで4年前の大水があるまでは、夏の夕まずめは必ずといっていいほど釣れた場所。堰堤は前のままだがその上が崩れてしまったためにそこから100メートル上流に大規模堰堤が出来ていた。川がショートカットされ、そのため水量が増え流れが急になってしまっていた。先行者がいたがちょうど釣り終わったところでじゃまをしないですんだようだ。

 まずは練習ということで上流に向かって自由(我流)に毛針を打ってみせる。当然だがすぐだめがでる。竿を振り切っていない。もっと水面近くまで振りおろし叩くような感じで。テーパーに充分、水を含ませより重くして遠くに飛ばすように。何度もやってみるが上手くいかない。見るに見かねたのか遂に師匠の手がでる。

別に殴られたわけではなく、目の前で見本を見せてくれた。目からウロコでしたね。

 つまり、毛針が遠くに飛ばないのはテーパーが乾いているためで常に水分を含ませていること。ポイントを見つけたら、たとえば今の時期だったら大石の後ろのたまりに同じ場所ではなく違う所に3回チョン、チョン、チョンと打ち内側の緩やかな流れに沿って毛針を流す。魚が居ればどこからか見ているもので必ず顔を出し、毛針を追っ掛けてきてアワセがうまくいけば釣り上げられるというもの。このパターンさえマスターできればどの川でも勝負できるという。

 はずかしながら毛針を打つという言葉が理解できていなかったようだ。打つというのは魚に虫が居ますということをお知らせして誘うことで本当に一瞬の勝負。フライのように精巧なイミテーションを作る必要はなく

あくまでも虫らしくあればいいというもので、師匠の言によれば毛針の大きさは関係なくその川にあった色だけ。黒、白、薄い茶色、濃い茶色の4種類そろえれば大体間に合い、うまくマッチすればワンシーズンで3、400尾ぐらい釣り上げることは可能だという(毎朝か夕、川に通っての話)。私にとっては夢のような話だ。

 続いて葛温泉登り口橋下の高瀬川へ。ここは毛針が絶対に木に絡まない本流と言えるような所。約2時間かけて500メートル位釣り上る。教えられたとおり大石周りのたまりを中心に毛針を打つ。魚の活性が弱く、二人とも釣果なし。ここは気温の上がる6月中旬頃から朝か夕まずめには魚がでるところで、川のまん中に出て左右を丹念に狙って行けば釣果が期待できるという。

 続いてサークルKで弁当を買い、乳川(ちがわ)へ。ここはテンカラが出来ないわけではないが、木に引っかかった場合、木登りしてまでも回収しなければならない所。師匠はそれほど自分で巻いた毛針を大切にしている。やっぱり、木登りしたくないので餌釣りに変更。川虫取りからはじめる。おもにヒラタ(ナデ虫)とザザ虫が取れる。ここでも1時間ほど粘ってみたが釣果なし。師匠は餌釣り用の仕掛けをわすれてきたということで仕掛けを貸しましょうと申し出たのにもかかわらず、いらないと固辞する。そして付きっきりでめんどうをみてくれる。有難いことだが手を出したい気持ちがこちらに伝わってくる。まもなく雨になりここで納竿。

 その後、師匠と別れ村営温泉で汗を流す。ビールを飲んで2時間ほど昼寝。穂高の町に下り買い物。6時になるのを待ってかじかの里キャンプ場より穂高川へ。多少雨まじりながらも40分ほど毛針を打つ。でもやっぱりだめでした。

都留市(大幡川、玉川、杓子流川)5月22日

 15日に大町の小林師匠よりテンカラ釣りの手ほどきを受け、今回はなんとか上げてやるぞという気持ちで釣行した。まずは玉川スターランド前に午前5時45分に到着。すでに二名ほど先行者がいる。割り込みたくないのでそのまま上流へ行く。そこは人はいなかったが木がえらくってテンカラができる場所がなかった。

 そこをあきらめ大幡川の中流へ。宝小学校横より入渓する。ここから千代川橋手前まで2時間釣り上る。中流と言っても民家の裏を流れる10メートル未満の川でもう少し水量があればポイント豊富な川だ。1時間程教えて貰ったとおり基本に忠実に毛針を打つ。ほどなく石畳状の流れの横に深い淵があるポイントにでる。石と石の間にいかにも魚が潜んでいそうだ。そこを狙って毛針を打つ。はたしてどうか。毛針を追って来たようだが食ってはくれなかった。空しくしっぽだけが見える。もう一度流すが出てはくれなかった。ここはしっぽだけでも見えたのだからよしとしよう。

 次に30メートル程の橋の下で流れがS字型になり、流れの半分が橋脚に当たり緩やかな淵を造っているポイントに出る。まるでここに魚がいなかったら嘘だと思えるような所だ。さっそく毛針を打つ。きょうは白黒まだらのドライを使用。流したとたん竿をもっていかれるようなビビビッというアタリを感じる。が、肝心の毛針を食う瞬間を見ていなかったため合わせそこなう。

 バカですね。ヘボですね。ドジですね。焦ったのもあるのですが、橋をちょうど通りかかった蛍光オレンジのジャケットを着たオバサンが目に入ってしまったからでした。ツクヅク残念でたまりません。記念すべき第一号かもしれなかったのに。釣りをする時はヨソミしたらイカンという教訓でした。その後はアタリなく8時30頃、宝小学校横に戻る。そこで川虫をとる。ヤゴとザザムシ採取。宝鉱山堰堤下へ行ってみる。途中、千代川橋、一ノ橋のあいだが8日に行った時よりも渇水が進んでいる。去年の同時期よりかなり少ないようだ。堰堤下は当然、先行者あり。多摩ナンバーだった。川虫を川に戻し続いて杓子流川下流へ。

 ここは桂川と杓子流川の合流点手前で数多くのアングラーに知られた所。9時30分頃到着。大きな淵が多いためフライ、ルアーの人が多い。市内を流れてきた水なのでかなり臭う。先行者は上に5人。下に3人。初めて漁協組合監視員に会う。年間券を持っているので手をふって挨拶する。1時間程毛針を打ってみる。アタリなし。しかし、ここで思わぬ事故にあってしまった。右腕を蜂らしきものに刺される。最初、チクリとしただけで痛みもかゆみもなかったが家に戻った頃には丸太のように腫れてしまった。

 そして、とどめはガレ石に脚を滑らせ転倒してしまったこと。お尻から落ちたのだが痛めていた首をさらに変な格好で捻ってしまい、むち打ち状態になってしまった。その場では何でもなかったが家に近付くにしたがい前と左しか向いていられなくなり、痛みも激しくなる。家に着いた時は右下が向けないので泣きながら車庫入れしたほどだ。これでしばらく釣りはお休みになりそうだ。どこからか「もう若くないだから」という家人の声が聞こえてきた。

今回は写真ないです。申し訳ないです。魚の写真が撮りたいです。